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気仙沼の廃漁網を『仙台うみの杜水族館』の制服へ再生
2025/07/01 ニュースリリースUBE株式会社(社長:西田祐樹、本社:東京都港区、以下「UBE」)は、amu株式会社(社長:加藤広大、本社:宮城県気仙沼市、以下「amu」)と共同で宮城県気仙沼市にて回収した廃漁網からナイロン繊維を再生するプロジェクトを進めており、この度、開発品が「仙台うみの杜水族館」*¹ の制服として採用されました。
UBEとamuは双方が持つ技術力と情報ネットワークを駆使し、三陸沖の主要漁法である大目流し網漁法*² で使用された廃漁網を回収し、数多くの工程を経て生地への再生を実現いたしました。
UBEが生産・販売するUBE NYLONは自動車部品や食品包装用フィルムを始め、漁網や釣糸にも使用されています。海洋汚染防止の観点から廃漁網等、廃漁業資材の回収・リサイクルはナイロンサプライヤーの社会的責任と認識しており、この課題解決に向けたアプローチの一つとして、廃漁網からナイロン繊維を再生するプロジェクトに参画し、今回の採用に至りました。
今後、UBEは廃漁網だけではなく様々な廃プラスチックによる環境汚染防止/環境保全の取り組みを更に進めてまいります。
UBEグループでは地球環境問題への取り組みにおいて、GHG排出量の削減に努めるとともに、環境に貢献する製品や技術の開発とその実用化を推進しています。環境貢献型製品・技術、ソリューションをより多くのお客様に提供することで、社会全体のカーボンニュートラルに貢献し、UBEグループが2030年に目指す姿である「地球環境と人々の健康、そして豊かな未来社会に貢献するスペシャリティ化学を中核とする企業グループ」を実現してまいります。
- 「仙台うみの杜水族館」は、海と人、水と人との新しい「つながり」をうみだす水族館として、豊かな三陸の海を再現した大水槽、世界中の個性的な生きものたちの展示を通じて、うみの魅力をたっぷりとお楽しみいただけます。
(宮城県仙台市宮城野区中野4丁目6番地) - 大目流し網漁法:海中に網を漂わせ、刺さるように掛かった魚を捕らえる漁法
お問い合わせ先
UBE株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
TEL:03-5419-6110 E-mail:contact_pr@ube.com
コンポジット営業部 営業グループ
TEL:052-961-1373